私が歯科衛生士として働いていた時も治療後「痛い」「しみる」「ちゃんと治療できてるの?」と多くの患者さんから言われました。
虫歯の治療後に痛みがある人は結構います!!
なんで?!虫歯がなくなったら痛くないんじゃないの?!と不満におもいますよね汗
でもよくあることなんです。。。
でも痛みの程度によってはまた治療しないといけないこともあるのです。
原因には2通りあります。
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虫歯の治療後に痛む理由
歯は削ったら元に戻らないですし、自分の歯がその人にとってはいちばんなのです。だから、歯医者さんも極力歯を削りたくない!!削っても少量で収めたいんです。
それを前提として話していきますね。
削ったことで神経が過敏になってしまった
これがいちばん多い原因です。
症状
・冷たいものがしみる
・温かいものはあまりしみない
・何もしなければ痛くない
虫歯はちゃんと取り切れたのですが、削った刺激が神経まで届いて過敏になっている状態です。神経に近いところまで削るとしっかり詰め物をしても普段しみなかったものもしみたりします。
また詰め物が金属だと熱の伝達が良いので普段よりしみることもあります。
ただこの場合は神経が鎮静化して落ち着いてくれば、しみなくなります。
(専門的には第二象牙質の形成ができてくれば論理的にはしみなくなります。ただ個人差があり、1週間から半年くらいかかります。)
歯医者では経過観察か知覚過敏用の薬を塗って刺激を遮断する処置が一般的です。
セルフケアとしては、
・とにかく神経を刺激したくないので、しみないようにぬるい飲み物にする。
・シュミテクトなどの知覚過敏用の歯磨き粉を使う
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虫歯が神経まで到達していた
神経はなるべく残しますが、一見レントゲン上で神経まではいっていなさそうな虫歯でも、神経が虫歯菌に感染している場合があります。
また神経にとても近いところまで虫歯になっていると、上記の状態から神経が鎮静化せずに、炎症を起こす場合があります。(歯髄炎)
このような状態になってしまうと神経を取らないと痛みは引きません。
症状
・上記の状態から痛みが激しくなった
・熱いものもしみる
・噛むと痛い
・しみるというよりは痛い
セルフケア
セルフケアではどうすることもできないので歯医者で神経の処置をしましょう。
ただ神経は残しておくに越したことはないので、我慢できるくらいであれば、経過観察して鎮静化を待つのも1つです。
日常に差し支えるくらいの痛みだと神経をとる可能性が高いですね。。
まとめ
せっかく虫歯を治した!とホッとしたのも束の間、痛くなったら嫌ですが、原因によっては治る過程ですのであまり神経質にならず歯医者さんに聞いて見ましょう。
金属の詰め物は特にしみる可能性が高いので心に留めておいてください。