前回、歯科衛生士の就職先と具体的な仕事について話しました。
今回は歯科衛生士の給料や雇用状態について話します。
歯科衛生士の給料と福利厚生
就職する前は給料と見学の感じくらいしか注意していませんでしたが、
給料と同じくらい大切なのは雇用形態です!!
歯科医院は企業とは違うので、経営者=医院長が全てを決めます。
一番医院によって差が出るのは、福利厚生と給料の内訳です!
福利厚生って?!
・有給手当
日給が出る休みのこと。医院によって日数は決まっています。有給制度はある歯科医院がほとんどですが、自由に取りにくい雰囲気で消化できなかったり、人数が少ないと予約や業務に差し支えるので余裕を持って言わないと取れなかったりすることもあります。
・社会保険、雇用保険などの保険の有無
各種保険に医院が加入しているか?ということです。一般企業なら厚生年金保険も社会保険も当たり前ですが、小さい歯医者は経営者=医院長が決めるため、加入していなければ自分で給料から支払う必要があります。
つまり、給料がそこそこ良い医院を選んでも福利厚生によって手取りが減る可能性があります。保険に入っている医院は医院が支払ってくれるので割安です。保険は給料から差し引く形になります。
国の定めで従業員何人以上だと保険に入る必要がありますが、その辺はだましだましやっている医院もあります。要はけち臭いだけですけどね。
求人には各種保険完備と書いてあれば大丈夫でしょう。
歯科衛生士求人情報
・退職金制度の有無
これは勤務年数によって退職した時に受け取れるお金のことです。月給が高いところはないところもありますが、長く勤めるならあった方がいいですね。
・産休、育休の有無
基本的には無いところが多いです。休んでいる間も給料が発生するので、辞めてもらって新しく雇った方が安上がりなんですよ。こういうの見るとケチだなと思うことが多いですが。経営者も大変なんでしょう。
ただ、長く働くには産休、育休は必要ですから確認した方が良いです。産休育休が無いことが、歯科衛生士の離職率をあげている一番の原因でしょうね。
福利厚生の良い就職先は?
福利厚生は整っていた方がいいことはわかってもらえたでしょうか?
歯科衛生士の就職先として一番福利厚生が整っているのは
1、大学病院
2、一般企業
3、歯科医院
この順番ですね。
歯科医院によりますが、大規模な就職先ほど福利厚生は整っています。
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実際の給料は?
気になることろですが、これは求人票にちゃんと載っています。ちゃんと内訳までチェックしましょう!!
給料相場(都内)
歯科医院の
新卒 18〜23万
3年勤務経験あり 20〜25万
こんな感じ。でも月給が高いところは保険がなかったり、賞与(ボーナス)が少なかったりするので要チェック!!年収で考えましょう。
大学病院
17〜20万スタート
歯科医院より少なく思いますが、福利厚生は手厚いですし、大学病院はボーナスがとても良いです!!
産休育休も取れますので給料も上がっていきますしね。
慶應の大学病院はボーナス2回で、1回につき5ヶ月分のボーナスがもらえるらしいですよ。狭き門ですが狙いたいところですね。
一般企業
16〜18万スタート
こちらも最初は低いですが、福利厚生やボーナスでカバーできます。
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まとめ
就職先によって細く変わってくるところですが、重要なところなのでじっくり見てくださいね。給料だけ見ると、歯科医院が悪そうですが、歯科医院は規模が小さい分融通が効くのが良いところ!例えば、週休3日の医院や午前午後で分ける勤務スタイルなど様々です。
ですから自分が働く時何に一番比重を置くかで決めましょう。